出口 節子(昭和58年商学部会計学科卒)

【略歴】でぐち・せつこ 保育園勤務

寄稿

学びながら人生豊かに広がりますように

 中央大学で4年間過ごして“何か疑問があったらすぐ調べよう、あきらめずに勉強していこう”…という姿勢、生き方を身に付けさせてもらったと思っています。

 3カ月ほど前“韓国語カフェに来ない?!”と声をかけられ行ったら隣の国なのに知らないことばかりだったり、魅力的な話題に心踊るルンルン気分になりました。約束・약속(ヤクソ)、豆腐・두부(トウブ)、ピザ・피자(ヒザ)、ブドウ・포도(ブド)、日本語の単語と発音そっくりな言葉にも驚きました。“ハングルを勉強したい!!”と思いたち月3回2対1で丁寧にレッスンして頂くことになりました。

 還暦過ぎて学ぶとせっかく覚えた単語や文法も、時間がたったり違うことをすると頭の中からサーッと消えていくことも知りました。それでいつもハングル語・韓国語入門のテキスト単語帳を肌身離さずバッグ・ポケットの中にしのばせていつでもチラチラ見ては覚えるようにしていきました。歯科治療中も単語帳をペラペラめくっていたら「今どき高校生でも、電子辞書やスマホでこと足りるので単語帳が懐かしい」と言われました。リラクゼーションサロンでも「いつも重い荷物や勉強する物持ってますね」と声をかけられた。私の常に“チャレンジしていこう”“勉強していこう”という生き方は自分自身を励ますと同時にまわりの人にも元気の種をばらまいているんだなあと最近しみじみ思います。

 コロナで愛しい我が子もなかなか逢えなかったり、東京の両親の墓参りもできず不自由でストレスたまりますが、今ある状況で頑張れることは何かを常に追いかけて、中央大生の様なきらめきを胸の中にいつも持っていたいと思っています。人生初の海外旅行で韓国を楽しむ日を夢みて‼毎日どんな時もこつこつと韓国語を勉強し続けています。“60過ぎても人生まだまだこれから”です。ファイト!!

 韓国のドラマ・映画にもはまっています。台詞もハングル語だと響きがすてきです。
 私自身、保育士の国家資格をとって保育園で働いています。障害を持った方のお世話の仕事もしています。コロナに負けず前を見て歩いていきましょう。

(会報13号掲載「寄稿」より)

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